昼休み、ちょうど携帯を手にしている時に
電話がなった。発信者名は石垣島の
「哲ちゃん」
おや、珍しい……はっ! そういえば送ってくれた
パイナップルの礼状をまだ出してなかった!
しかしその電話は礼の催促などであるはずもなく
守さんの訃報を知らせるものだった。
病気療養中なのは聞いてはいたが…昨日夕方だったらしい。
享年50…51になってたかな。早すぎる。
守さんとの間柄は遠い。
まず、そもそもは父との方が先に飲み友達だったガジくん。と、
幼なじみの哲ちゃん。と、親友の守さん…というつながりだ。
しかし石垣島に行くたびに、守さんにも奥さんにも、
ほんとうにお世話になったのだ。私も、愚弟でさえも。
昨年11月に4年ぶりに石垣へ行った時にお会いしたのが
最後になった。
守さんも病気になり、私も脳出血をやって後遺症が残り
「でもこんな目に遭うのは
家族の誰かじゃなくて、自分でよかった」
というところで意見が一致した。これは本当に強がりとか
いいかっこしたいとか、そういうんじゃないんだよなぁ。
私の場合は自分の身体を呪って、家族に悪態ついたこともある。
でもそれとは別に、本当にそう思うのだ…ということを
守さんとは似たような立場で理解し合えたのだ。
ほんとうに優しい人だったな。ありがとう、守さん。
守さんの言葉で一番思い出すのがコレ。
「SUEちゃんは なんっにも心配することないから!」
それは釣りしてて遠くで雷が聞こえた時や、宴会後の会計の時や、
泥酔した守さんを誰か自宅に送らなくて大丈夫?と思った時
などなどなど…
「心配することない」って言ってくれる人、
どんどん少なくなっていく…
心からご冥福をお祈りします。