「クロが死んだ」に書いた クロの兄姉、ペコ(♀)とポコ(♂)が元気だ。
避妊・去勢手術をし、別の病院に数日入院させた後、庭に離した。ひどい目に遭ったと思ってもう来なくなるかな…と思っていたのだが、どうやらわが家を“なじみの餌場”の1件にしたようなのだ。
女の子と男の子なので、名前は迷わずペコとポコにした。
ちなみにペコポコの後に産まれた むー の子も去勢手術をしたが、こちらは男の子2名だったので「タッキー」と「つばさ」にした。
タッキー&つばさは、今のところほとんど顔を見せない。
朝、玄関を開けたら、ポコがいた。
「おはよう」
ポコはそう言って愚弟の車の方に行った。鍵をかけながらポコを目で追うと、車の屋根の上でペコが日向ぼっこを…と言えるほど晴れてはいなかったが、そこで猫正座をしていた。
するとポコは、隣家との境の低い位置からジャンプ。前脚は車の窓ガラス、後脚はリヤタイヤの上側に乗せ…た、と思ったらすぐ落ちた。
車の下にもぐり、
「はぁ〜 あせった
」
と照れ隠しに自分の足をペロペロとなめるポコに「もう1回やってごらん。ペコちゃんが出来たんだから、ポコちゃんも出来るよね」と声をかけた。
あ。
他の子と比較するこういうモノの言い方は良くないんだよね。
…よかった。猫の子で
ポコは今度はボンネットの方へ行き、ジャンプ。
タタン!とすんなり2段跳びで屋根に上がり、ペコの背中を舐め始めた。