帰りの電車で、右手で吊り革につかまった。
しばらくはそのまま何事も無かったが、手を替えようとしたら
…ぐんにゃ〜…
シンジラレナイ。
吊り革に、さんざん噛み倒した
ガムがくっつけられていたのである。
普通の人なら手に付いた瞬間
「なんじゃ!?」
となるであろうが、私は右手の感覚が乏しい身。
ぎゅっとにぎりしめて、
手を離すまで気付けなかった。
これだから田舎電車はヤなんだよ〜。
ビールやコーヒーの缶はころがってるし、座席の上にゴミが乗ってるし、壁をアリが這ってる(マジ)し。
他の人がこの吊り革を持たないように、
ポケットティッシュの1枚を吊り革にかぶせ(くっつけ)、
残り丸々使って右手の掃除をした。
左手に持ったティッシュでゴシゴシと
丁寧に右手のガムをはがし取っていく。
感覚の乏しいこの右手は、はたして自分の手なのかどうか
何だかわからなくなってくる。
さぁ、今日の厄は私がかぶった。
だからタイガースよ!勝ってちょうだいっ!
【好】