1980年、都立T高校2年7組は文化祭で、喫茶店「黒船」を出し物とした。
そしてそこに来てくれた人たちの署名簿というか、ペンションなどにある「思い出帳」にするべくノートを一冊置き「黒船ノート」と命名した。
文化祭終了後「黒船ノート」はクラス内を巡回するようになり、恋の悩みやそれに対するコメント、あるいはリレー物語など、思い思いの事を書く者たちが現れた。
執筆者は、同じクラスであれば男女を問わず成績の良否を問わず…だった。
今で言うネットの掲示板のような役割を果たしていたのだ。
3年生になり、進路によるクラス替えで、クラスメイトはばらばらになった。
しかし卒業時、何冊かになった「黒船ノート」は、2年7組の担任だったO先生に進呈された。
…というわけで、懐かしい思い出の「黒船ノート」をタイトルに頂戴したというわけです。
あれからもう25年か…
先生、まだ持ってるかな?
しかし『喫茶「黒船」』の由来はなんだっけ???