私が仕事でカリカリしてる様子をブログで知り、見かねたRちゃんからメールが来た。
「ストレス溜まってる様子がありありと見えるぞ〜
(中 略)
そして頭に血が上りかけたら
おいしい甘味処を思いだしてニマニマしてください。
(中 略)
糖朝には行った?
日本橋高島屋店なら比較的並ばずに入れるよん。(後略)」
糖朝??
なになになに それ?
その甘くて身体に悪そうで旨そうな店名は なにっ!?
聞けば
香港スイーツの名店で、
「ワンタン麺とかマンゴープリンとか豆腐花とかがおいしいよん♪」
だそうだ。
おあつらえ向きに今日は早々にお役御免となり、
いざ、高島屋!
「日本橋高島屋店なら比較的並ばずに入れる」との言葉通り、並ばずにすんなり入れた。
しかし、
「糖朝へお越しのお客様は、恐れ入りますがこちらでお待ちください。尚、糖朝は午後9時30分まで営業しております」
と書かれた小さな看板が入口横に立ち、そこから旧館への渡り廊下にかけて30数脚の椅子がズラリと並んでいる様子を見ると、日ごろから「行列の出来る店」だということがわかる。
さーてと、メニューにしばし悩む…
やっぱりマンゴープリン?
豆腐花ってどんなの?
なになにタピオカにマンゴーとグレープフルーツ入り??
あぁぁぁぁ〜 どれも美味そう〜♪
意を決して、まずはマンゴープリンを…
美味い!
うん。美味しいんだ。本当に美味しい。果肉もゴロゴロ入ってるし、でも…
もう既に、いろんなとこで美味しいマンゴープリンを食べちゃってる私。コンビニのだって、値段を考えたらかなり美味しいよネ。
今の若い子はこういう時「普通に美味しい」って表現するんだろうか。たぶんもっと大きければ、感動もひとしおだったと思うんだけど…
ここで帰るのはせっかく定時に会社を出て来た甲斐がない。
私はもう一品頼もうと、またしばし思案。
そして「燕の巣入りクルミのお汁粉」にした。
“燕の巣入り”だけに値段は張るが、マンゴープリンと合わせても、かつての「ちょっと1杯」ぐらいである。
ぎょうぎょうしい金色の湯煎器に納められた、ほんの茶碗1杯の汁粉だったが、これにはちょっと驚いた。
薄甘く香ばしい美味しいクルミ汁粉で、燕の巣は歯ごたえと効能に期待するのみなのは承知の上だが、驚いたのはその温度だ。
「あちちっ」ではなく、また、ぬるくはない。
口に含んですーっと流し込む時の、なんとも心地よい温度。
言うなれば、内臓の温度なのかもしれない。
体温より1〜2度高いとこういう感じなのだろうか。
1日1回でも口に運べると、すっごくホッと出来るんじゃ…
ん? 母乳ってこんなカンジなのか?
しかし、普通の「クルミ汁粉」や「杏仁汁粉」は、例の金色の湯煎器には入ってこないかもしれないから、同じ温度は望めないのだろうか。これはまた行って確かめなけらばならない。
とにかく「シアワセな味」だった。
その温度が偶然だったとしても…
Rちゃん、ご教示あんがとね☆