ぼやきが続くが…
初めてあのCMを見た時から、いつか書こう!と思っていた。
「ベイリーズ」のCM、なんだありゃ
医師が記憶障害の女性を前に何か思い出させようとするが、自分の名前すら思い出せない…だけど唯一思い出せるのが「ベイリーズ」というカカオリキュールの味と香り…ってやつ。
“忘れられないおいしさ”だってさ。
記憶障害を持ち出さなきゃ表現できないことか?
記憶に障害があるということは、健常な人はピンと来ないだろうと思うが、その苦しみは及ばずながら察することが出来る。
私の場合は「記憶」についてのダメージは無かったが、手術後まもなくは右片麻痺に加えて軽い失語が残り、単純な計算ができなかった。
「お水ください」のひと言がなかなか言えない、100−7が答えられない…なぜ言えないのか、なぜ答えられないのか。
記憶障害に置き換えれば、関わりのある人物や見聞きした事物がなぜ頭に残らないのか、残っていないのか。
当人はそれが分からないから困窮する。
そんな困窮の様を面白おかしくCMに仕立てるとは、良識を疑う。
いや、良識なんて無いな